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シャーロック・ホームズの冒険データベース

グラナダTV版シャーロックホームズ & ジェレミー・ブレットファンサイト

青い紅玉 THE BLUE CARBUNCLE

ストーリー

モルカー伯爵夫人が所有していたブルーカーバンクルが、ホテルで何者かに盗まれる。捜査を担当したブラッドストリート警部は、従業員の証言より配管工のホーナーを宝石窃盗の容疑で逮捕するが、肝心の宝石の在処を話さないため、1000ポンドの懸賞金をかけるよう伯爵夫人に要請。一方、容疑をかけられたホーナーは無実を主張する。

同じ頃、警備員のピータースンがホームズの元に一匹のガチョウと帽子を持ってやってきた。夜中に酔っぱらい同士のケンカがあって、注意すると警察と間違えられて四散し、ガチョウと古ぼけた帽子が置き土産となってしまったので、持ち主に返そうとホームズに相談しに来たのだった。

ガチョウはピータースンにやり、古ぼけた帽子だけを預かることにしたが、ピータースンの女房がガチョウを調理していると、胃袋から盗難中のブルーカーバンクルが出て来る。ホームズは新聞の尋ね人欄に広告を出し、ガチョウと帽子の持ち主を捜し当て、更にガチョウの仕入れ先を突き止めるが、その場で同じ質問をしにやってきたジェームズ・ライダーと鉢合わせる。

心温まるクリスマスストーリー

クリスマス・ストーリー仕立てとなっています。グラナダ版ホームズでクリスマスを下地にした作品は、今作と、最終シリーズで最終回の「ボール箱」の二つとなります。

ピータースンが持ってきた帽子を元に、持ち主を推理する手並みが鮮やかで圧巻です。おそらくこのシリーズの中で、ホームズの推理力が最も如実に表れているシーンでしょう。

初期シリーズは他の回でもそうですが、ベーカー街のシーンでは、端々の通行人に至るまで芸が細かいです。通行人をカメラが追いかけ、ふとワトスンが一通行人の如く画面に現れたかと思うと、次に事件を運んでくる重要人物が221Bを訪れるシーンに焦点が器用に移ります。

隅々の通行人にまで目が離せないこれらの演出は「踊る大捜査線」に通じるものがありますが、ひょっとすると踊るのスタッフが本作を参考にしたのかも知れません。

冒頭シーンではブルーカーバンクルにまつわる犯罪を軽く描写していますが、なかなか引き込まれる演出です。クリスマスストーリーの為か、シリーズ中では異色の、全体的に陽気で心温まる話となっています。

宝石を引き出しの中に仕舞おうとするラストシーンで、お馴染みの注射器と共にエレーネ・アドラーの写真が映っているワンカットがあります。エンドクレジットのお馴染みの音楽もクリスマスバージョンとなっています。

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