シャーロック・ホームズの冒険データベース

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空き家の怪事件 THE EMPTY HOUSE

ストーリー

シャーロック・ホームズの死から三年、ワトスン博士は診察の傍ら、警察の監察医を務めていた。ロンドンではロナルド・アデア卿殺人事件の話題で持ちきりだった。23歳のアデア卿は夜、二階の自室でカードの賭け金の勘定をしていたところ、何者かに背後から射殺されたのだ。

凶器はライフル銃とのことだったが、鍵のかかった部屋は密室状態で、壁を登ることも不可能。最近はバカデルカードクラブに入り浸っていたが、品行方正な好青年で他人からの恨みを買うような人物ではなく、容疑者の特定は困難を極めていた。

ホームズ先生が生きていれば喜んで飛びつく事件なのに、とレストレード警部が嘆息まじりに呟く。

検死法廷の帰り際に、古本屋の老人とぶつかり、落ちた本を拾ってやる。自宅に戻って暫くすると、先刻の古本屋の老人が無礼を詫びたいとやってきた。空いている本棚にピッタリ収まると幾つかの本を薦められて、背後の本棚を振り返り、老人に目を戻すと、そこには死んだはずのシャーロック・ホームズの姿があった。

エドワード・ハードウィック始動!

ワトスン役はデヴィッド・バーグからエドワード・ハードウィックへと変更になっています。ハードウィックは今後30本に渡りワトスン役を演じ、定評を得る事になります。

検死法廷でワトスンの背後に老人に変装したホームズが申し訳程度に映っています。レストレード警部のコリン・ジェボンズも、前シリーズでは1回切りの出演でしたが、「The Return of Sherlock Holmes」では、計3回出演することになります。

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