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シャーロック・ホームズの冒険データベース

グラナダTV版シャーロックホームズ & ジェレミー・ブレットファンサイト

四人の署名 THE SIGN OF FOUR

ストーリー

ベーカー街221Bのホームズの元にメアリ・モースタンが相談に訪れる。10年前にインドからイギリス本国へ休暇に来た父モースタン大尉に電報で呼び出されてホテルに行ってみたが、父は消息を絶った後だった。4年後に新聞の尋ね人欄に住所を知らせる由の記載があり、広告を載せると、送り主のない高価な真珠が年に1度同じ日に送られてくるようになる。今朝になって手紙が来て、不遇の代償がしたいので指定の場所に二人の友を同伴するようにとの手紙が届く。メアリ・モースタンはホームズとワトスンに同行を頼んだ。

約束の場所で御者に呼び止められた三人は、謎の人物の邸宅へと通される。そこには水ギセルを鎮静剤代わりに吸う奇異な容貌の男が待ちかまえていた。邸宅の主、サディアス・ショルトーは、父から財宝を託されていたことを三人に打ち明ける。

父ショルトー少佐はインドにいた時期に、友人のモースタン大尉と共にアグラの財宝を発見した。ショルトーは先に財宝を持ってイギリス本国に戻っていたが、約束していた財宝の分け前を要求してインドからやってきたモースタン大尉と口論になり、心臓発作を引き起こしてしまう。

せめてもの罪滅ぼしに、財宝の一部を娘の元に送るようにというショルトー少佐の遺言を守っていたというのが事の真相だったが、ショルトーはその後持病を悪化させ、謎の侵入者の影に怯えながら急死。遺骸の胸に、侵入者が現れたことを示す「四人の署名」の文字と、シーク教を象徴する4の意味の赤い印付きの紙片が残されていた。

生前に隠し場所を話さなかったためにどこに財宝が眠っているのか分からなかったが、遂に隠し場所を発見して、メアリに分け与えるために手紙で呼び出したのだという。ホームズ一行はショルトーの兄が住むノーウッドの屋敷へと向かうが、鍵のかかった部屋の中で、双子の兄の死体が発見され、サディアス・ショルトーは兄殺しの容疑をかけられアセルニー・ジョーンズ警部に逮捕される。

ホームズは真犯人発見の為に、犬のトービィを連れてテムズ河畔に辿り着くと、貸し船屋の女主人から義足の奇妙な男に船を貸したことを知る。ホームズは船を発見するため、ベーカー街イレギュラーズをロンドンの街に放った。

レイダースやモース警部でお馴染みの人が出演

原作では、この事件をきっかけに、ワトスンと・メアリ・モースタンは結婚することになりますが、グラナダ版ではその設定は放棄されています。

サディアス・ショルトー役のロナルド・レイシーは、スティーブン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演の「レイダース」にナチス親衛隊で出演していた人です。ジョン・ソウは世界的人気を博した「モース警部」で有名です。ホームズのビデオを買ったときに「モース警部」の宣伝が中に入っていましたが、まさか写真に写っている人がジョナサン・スモール役の人とは、当時は気づきませんでした。

ロナルド・レイシーは双子の兄弟を一人で演じていますが、死体の役で瞬きひとつせず体も微動谷もしない演技は大変そうですね。トンガ役のキラン・シャーは、映画界では世界的に有名なスタントマンで、オフィシャルウェブサイトもあります。

エンドロールでは、オープニングシーンが流れますが、普段なら俳優名が表示されてセピア色に止まるところが、そのまま流れて鳩がバタバタバタと飛び立つ印象深い未公開シーンが見られます。鳩を使った効果的な演出は「恐喝王ミルヴァートン」や「マザランの宝石」でも見られます。

字幕の誤訳

弟のショルトーが父の死の様子と残された紙片についてホームズ達に語るシーン。

Next day, my father's bedroom was broken into, and this was fixed to his chest.
「翌日、父の寝室は荒らされ、棚の引き出しの中にこんな物が残されておりました」

と字幕ではあるが、冒頭シーンでショルトーの遺骸の胸にトンガが紙片を差し込んでいるのを見ても分かる通り、父の胸の誤訳ではないか。chestは胸と整理棚の両方の意味がある。

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