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シャーロック・ホームズの冒険データベース

グラナダTV版シャーロックホームズ & ジェレミー・ブレットファンサイト

犯人は二人 THE MASTER BLACKMAILER

ストーリー

ホームズは、愛想の良い笑顔と蛇のような心で人の心につけ込む恐喝王に関する事件を、老婦人から依頼される。クロフト子爵に絡む醜聞事件で、兄ジョージが売春婦とベッドに一緒にいたところを第三者に発見されて破滅に追い込まれたのだったが、弟のエドワードが兄を裏切った従卒ヴァイクの顔に向けて拳銃を発射、ヴァイクは裁判の後、行方を消した。兄の残された詩集から、「CAM Devil(悪魔 きたる)」の書き残しを手がかりに、ホームズ達は捜査を開始する。

一方、婚約を控えていたドーキング大佐が騎兵隊司令部でピストル自殺を起こした。遺書の中にホームズ宛の手紙を見つけたレストレード警部は、221Bに赴き、事情を説明するようホームズに迫る。恐喝事件であることだけを示唆したホームズは、封筒の中から、美術商チャールズ・オウガスタス・ミルヴァートンの名刺を手に入れる。

敵地探索を開始したホームズは配管工に化けて、ハムステッドにあるミルヴァートンの屋敷の中に潜り込み、仲睦まじくなったメイドから、屋敷内の様子を色々と聞き出す事に成功する。

同じ頃、ミルヴァートンは次なる獲物を狙っていた。レディ・エヴァ・ブラックウェルで、ドーヴァーコート公爵との結婚を控えている身だった。エヴァはホームズの元に相談に訪れる。過去のラブレターを元にミルヴァートンから多額の金をゆすられていて、支払い猶予は公爵主催の婚礼を祝う舞踏会の日で、あと4日しかなかった。手紙を盗んだのはメイドのリリーで、友人シャーロットとドーキング大佐の破局を目の当たりにして思いついたのだろうという。

エヴァの代理人として、直接ミルヴァートンを221Bに呼び出し、7000ポンドの値切り交渉を装って手紙を奪おうとするが、失敗。交渉中にもミルヴァートンの馬車が、恨みを買う者から斧で傷つけられる。諦めたホームズはミルヴァートンの屋敷に赴き、7000ポンドは支払うが、14日は舞踏会があるため、15日に支払いを猶予して欲しいと頼む。

同じ頃、221Bにはエヴァの叔母レディ・ダイアナ・スウィンステッドが訪れて、エヴァをゆすっている者の名前をワトスンから聞き出していた。別れ際に「あの男は黙らせるべきです」というセリフを吐いて立ち去る。

手紙を取り戻すため、ミルヴァートンの屋敷に押し入ることを打ち明けるホームズ。ワトスンは頑なに反対するが、既に14日の舞踏会にミルヴァートンを誘い出す手筈を整えていた。渋々折れたワトスンは、ホームズと共に、ハムステッドのミルヴァートンの屋敷へと忍び込む。そこに現れたのは・・・・・・。

グラナダ版シャーロック・ホームズの集大成

大胆に脚色化された長編の中では最高傑作なのは間違いありませんし、グラナダ版シャーロック・ホームズシリーズを通しても最高の出来です。これまでのグラナダ版は原作の表面を忠実に模写していった感じですが、今作は原作を深く掘り下げて、原作に秘められた可能性を掘り起こして映像化することに成功しています。

原作では触り程度だったエピソードもうまく膨らませて見事に再現されています。ベーカー街221Bの部屋も、同じ造りなのに光の加減で、今までとは別物のように鮮明です。

ホームズの動きも、casebookで見られたようなおっとりした動きから、初期作品群に見られるようなキビキビとした動きに、見事に復活を遂げています。

今回はなぜかホームズがハドスン夫人に冷たいです。字幕でも「消えろ」と出ています。衝撃的なのは配管工に扮したホームズとメイドとのキスシーンでしょう。最後にアテナの胸像を壊すシーンは「六つのナポレオン」を彷彿とさせます。

映像が綺麗すぎるので、今までは気づかなかったレストレード警部役のコリン・ジェボンズの口元の皺がよく目立ちます。冒頭に出てくる老婦人は、前世紀生まれの女優で、100歳を越えた方です。

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